2013年8月31日土曜日

グリーンタイム

最近毎日雑草を抜いています。
自分の家と
お客さんの家と

小さな雑草でも
できるだけ根っこから
根こそぎとります。
雑草ぬき
ではなくて
根っこぬきが
正しいかもしれません

でも
抜けど
抜けど
また
ヤッホーと
顔を出す

シーズン初めは
もーー!早い!
と思っていたのも
今となっては私も
あ、どうもどうもと
思えるようになってきました

草抜きをしても
家を一周する頃には
また草がはえはじめ
もう感動する覚えます

かわいい小さな花を咲かせる子もいたり、雑草にも今年の流行りすたれが
あるようで
観察しながらやるとおもしろいんです

コンクリートやアスファルトのすきまに咲く花に
ついつい水をやってしまうようになりました

草抜きせなあかん!
といいながら
水をやるという矛盾

わたしのおじいちゃんは生前
雑草の名前やどんな花を咲かせるかも
知っていました
私が幼稚園のときに天国へいってしまったおじいちゃんでしたが
幼心にも尊敬し
おじいちゃんのようになりたいと
思ったものです





2013年8月29日木曜日

幸せのつづき

暑いときに
花は長持ちしない
ましてや
バラなんて花の中でも
特に
長持ちしない

だけど
先日バラ好きなかたが
こちらから送ったバラの花束に
喜び
それを見たお友達もまた
喜び
そのお友達が
お知り合いの方へ私も
送りたいと言っていただいた

この暑い中
しかもバラのみ
しかもたくさん

私は
長持ちもしない今に
長持ちしないバラを
あえて今、たくさん贈ろうとしてくれているお客さんの心意気に
鳥肌がたち
宅急便では早くても翌日の朝着に
なってしまうので
少しでも
早く長く見てもらおうと
都内まで車を走らせ
配達にいかせてもらいました


送り先は
ご飯屋さんでした
おかあさんのような
優しそうな方が
あ!花だ!とすぐに飛んできてくれました。
そして
わーすごい!
聞いてるわよ
ありがとうございます
と言って
続けて

あなたお花屋さんオープンさせたんだってね。おめでとう!がんばってね

そう言ってくれました。
まさかそんな事言われるとは
びっくり

バラの幸せの連鎖
次は誰につながっていくかな



2013年8月25日日曜日

秋と夏のはざまに

わたしが
小さい頃から得意科目としたもの
音楽と美術

音楽に関しては
先生とケンカして
5を一度取りそこねたこともあったけど
基本的には
努力もせずに
簡単に成績が良かった

数学に関しては
涙が出るほどわからなくて
なぜかいつも年下の弟に
教えてもらっていた

今となっては
なんだっていいから
ずーっと勉強していたい気もする

逃げ出したいことも
過ぎ去ってみれば
幸せな時間

若い時の苦労は
買ってでもしろ
なんて、誰が言い出したんだろう
天才的言い回し

いま
逃げ出したいことがあれば
それは幸せなこと
幸せ真っ只中にいるんだ!




エアコンがきかない空の箱
夏は本当に厳しいですが
それでも
夏を感じれることは
とても幸せ



2013年8月24日土曜日

おすそわけ

以前
ご紹介したアージェアンティークスのオーナーさんが
カゴにたくさんラフランスを入れて

おすそわけ〜
と言って持ってきてくださいました


ラフランスって
形がいびつ

ウィキペディアによると
形は悪いが香りが大変良い

と書いてあった
すごい言われよう

容姿はどうあれ
深みのある
香り高い
そんなラフランスのような人になりたいですね

アージェアンティークスさんは
この大きな洋ナシの木が目印
http://www.aje-inc.com/


わたしも
この木のように高く
ラフランスのように深いものに
なりたいもんです


2013年8月22日木曜日

ユーカリのささやき

おねえさーん!
どうしようユーカリが枯れた!

と、常連客のおねえさん。
他で買ったらしいハート型のユーカリの葉っぱが一枚もなく
枝だけに…

どうやら植え替えた時に
根っこをものすごくいじってしまったようで、一瞬にして葉っぱはドライになり落ちてしまったようです

あらら
かわいそうに

根っこに触り
鉢の引越しは
さぞかし落ち着かないのだろうと
少し枝を切ってみると
もちろん中はみずみずしかったので
大丈夫大丈夫とこたえて
しばらく面倒みてあげることにしました

根っこはぐらぐら
新芽を出す気配なし
日がよく当たる場所で動かさないようにして毎日水をあげては
枝から新芽が出ないか
にらめっこ

がんばりよ!

と、毎日一言声をかけて
二週間ほどしたら
ピヨっと芽が!

あかちゃんの小指の爪ぐらいしかなかった芽がこんなに大きくなりました!

過保護に水や肥料をやりすぎると枯れる
放っておきすぎると
それはそれで枯れる

子どもと同じよねぇ〜
って、よくお客さんが言っていたことを思い出しました


自然の声はとても小さいようで
とても大きいのかもしれません

生きてるってすごい!

あともう少し頑張れ!

2013年8月21日水曜日

雨の予感

いま
雨がふってきました
最近の雨は
なんだか怒っているかのようで
いつもなんだか謝りたくなります

大粒の雨
風がないからまっすぐ落ちてきて
目の前はシマシマ模様

いま水やりのお仕事もしています。
毎日こう雨が少ないと
水やりの責任を
ひしひしと感じます
花たちにとって
水がないと言うことは
死ぬことを意味しますから

いま
木や花は喜んでいるでしょうね
ほんとに自然は偉大です

空と地が
交じり合うことは
ないです
でもそれを結ぶのは雨
たくさんの命を結ぶのも雨

季節や
自然の声に
いつも敏感でいたいです





2013年8月20日火曜日

サカダチ

窓に張り付いたカマキリを
遠くから見つけた
こうしてみると
電線に逆立ちしてるみたい

出来ないと思っていたことも
出来ることがたくさんあるかもしれないと
思った

気づけばもうカマキリはいなくなってた

2013年8月19日月曜日

私の名はジュリア

庭のバラが咲いた
つる性のジュリア
決して派手ではない
どちらかといえば地味で
そっと咲く
そして長持ちもあまりしない
さっと散る
でもジュリアのファンは
いつもとても多い

花が咲くと
重みでか首も少し下を向ける

なんと儚い


今朝
ひとつだけ咲いた
うれしくて
写真をとった

この暑い中
ありがとう




2013年8月17日土曜日

向こう岸へ

大学卒業したとき
どうしても小笠原諸島に行きたくて
船で25時間半かけていってきた
飛行機もなく
手段は船しかないところも
私の好奇心を
あおった

太平洋を船で渡るのは
想像を絶するきつさだったし
船が沈んだら…なんて
ネガティブ思考も働いてしまうほど
自然ってすごい
自然ってこわい
と思った

夜には夜光虫が海面に光る
空にも星
海にも星
言葉では言い表せられないほど

昼前についた
島が小さく見えようとしたとき
船の両脇を
クジラとイルカがいて
まるでこっちだよ!
と、歓迎してくれてるようだった

なんて、書くと
いい船旅だと思うだろうが
実際はすさまじい船酔い
1人ひとつ洗面器も用意されているほど
でも
これが自然を愛するということだ
この小笠原に飛行場を作らないのは
波打ち際まで続くサンゴを守るためでもある
それを聞いたとき
仕方ないというか
こちらこそ
お邪魔いたします…
すみません
という感じだった

花は送るモノだと思っていた
でもここでは
守るモノ

一週間に一回船がきて、船が出る
帰りは
島のみんなが
来てくれたみんなに
ハイビスカスの首飾りをくれる
またねー
さよならー
お互いが小さく小さくなるまで手をふり
ハイビスカスを海に返す

青い海に
赤い花

わたしが自然の奥深さにふれた
初めての旅







2013年8月16日金曜日

まんまるサニー

めらめら朝焼け
じっとにらまれているような
じんと包まれているような
夕焼けと同じような赤なのに
夕焼けと明らかに違う赤

はじまりの色

そして
 大好きなラナンキュラスのように
まん丸

早朝は
少し秋のにおいです

2013年8月15日木曜日

ハナのこと

お客様に

こんなに暑いけど
あなた
花に囲まれて幸せよ

と、言われた
よく言われる
本当にそうだと思う

でも、その方は続けて
こう言われた

戦争もない
経済的にも
恵まれている
花が飾れるって幸せなことよね
自然災害だってまたいつ来るかわからないもの
だからね
暑いからって何よ!
暑さなんかにあたし負けないわ!

ニコッと笑って
ありがとうと言って
手をふって帰られた


インドには花がなかった
広大に広がる緑はあったけど
家の前や
軒先なんかに
花が植わってることもなかった
オレンジの丸いマリーゴールドを
糸でつなげて
お祈りに使う、その時に
お、花だ。
と、思ったほど
花を見なかった

先日
ヨーロッパに仕事に行かれた方が

電柱みたいな高い所にも
花が植えてあってね
あれはどうやって水をやるのですか?と聞いたら
水をやる車が決まった時間にやってきます
と言っていたそうだ

国をあげて
花を植えているんだと思うと
それはそれで驚いた

その国の文化や情勢や豊かさが
花の象徴なのだろうか
どうなのだろうか

外国にいくと
花と犬ばかり見てしまう


でも最後に旅したのはいつだろう


そんなことより
いまお花といることに
幸せを感じよう
暑くても
とても幸せなことだ




2013年8月14日水曜日

しあわせフラワー


バラを四十本抱えて帰るお客様の後ろ姿が幸せそうで
私も幸せな気持ちになった

セミの合唱も
今だけ。
今の為だけに
生まれて生きて死んでゆく

花も
今だけ。
今の為だけに
生まれて咲いて枯れてゆく

真夏のお花も
今だけ。
出会ってくれてありがとう。

きっと
気づけばもう秋なんだろう



2013年8月4日日曜日

休みの前の

明日からお休みをいただきます。

今日は整理もかねて
苗と切花半額SALE!
と、やってますが
暑い

暑すぎ

早く日が沈まないかなーと
ぼんやりしてたら
子どもたちが遊びにきてくれました

犬と遊び
花と遊び
水と遊び
最後にやることがなくなり
絵を書こうとゆうことで
包装紙にごりごり。

姉はもくもくとチャロをかき
妹はピンクのヒマワリってないんだよねーといいながら、ピンクのヒマワリをかく。

力作。


妹ちゃんはピンクのヒマワリをチャロにあげるって、チャロの前に並べてあげてた

こどもたちの創造は無限だし
おもしろい
あー子供のようなやわらかな頭がほしいもんです


外は
セミの合唱と
冷房の室外機の音だけが
こだまする
夏はまだまだこれから


金曜日9日からOpenです!
おまちしてます






2013年8月3日土曜日

ハッピーローズ

あなたにとって
花とは

あなたにとって
バラとは

お祝いと
感謝をこめての
バラの花束を作りました
バラのみ

バラにはトゲがあり
バラには虫がつき
手をかけないと
咲かないバラ

時間と手間と
愛情の結晶

そして
この香り

夏はすぐに開いてしまうバラ
だけど
その分
幸せが
すぐにやってくる気がします

休み前なのに
たくさんバラを入れました
やっぱりたくさんの人に
幸せ
届けたいです

ぜひ一本でも!
バラのしあわせを

2013年8月2日金曜日

愛され記念日

おじいさまが亡くなった命日に送りたいと言われた。
だけどお届け先が北海道だった。
この暑い中、2日かかってしまうことや
飛行機を使ったら送料がはねあがることなどを伝えた。
北海道と九州の
夏の宅急便はかなり厳しい。

お客様は
考えますと言われ
また数日後に
やはりここから出したいと
言ってくださり出すことになった

そこまでお金とリスクをもってまで
届けたいとゆう気持ちを
わたしも
ひしひしと受け止め
ダンディだったおじいちゃまへの
お花選びがはじまりました。

雪の日でも
車のドアをさっと開けてくれるような紳士なおじいちゃん

オシャレで
ダンディだったおじいちゃん

そしてバラが大好きだったおじいちゃん

お供えには本来
トゲのあるバラなどは
不適切ですが
あえていれてくださいと
言われ
ふんだんにいれました。

北海道の大地を覆うラベンダーを見たてて淡い淡いラベンダー色のトルコキキョウと
雪のような白い丸いバラたちと
ダンディだったおじいちゃんをイメージしてアンティークあじさい

命は
誰しもに限りがあるわけで
長生きしても
やはり別れはとても辛いものです

でも
季節はめぐり
またやってくる

わたしのおばあちゃんも
夏に亡くなりました
暑い暑い日でした

おばあちゃんの命日は忘れられない日
だけど
いつか
おばあちゃんの産まれた誕生日に
みんな集まってレストランを予約したいと思っています

おばあちゃんがいたから
わたしたちがいる

こうして命日や誕生日に
お花を
つまり気持ちを贈ることって
やっぱり
すごく素敵なことだと
思うんです


お花たちが
早く北海道にいきたいよ
と言ってるようです