2013年9月13日金曜日

おんなのこものがたり

小学生って苦手だなぁと
思っていた頃があった

子供なのに
わたしは大人だ!
と思っているところとか

あ、女の子の話しですね。

でも
最近は違う。

最初はモジっとしてるけど
目を合わせて
ニコっとした瞬間から
彼女たちのドアがあく
それは
大人では体感できない、あの
子ども特有のすぐ友達になる感覚と
似ていて
ニコっとするのが
どこか懐かしい

女の子は
モジモジと
でも、さっさと店内に入ってくる
こんにちわ。
一言交わす。
じーっと花をだいたい一望するのを
横目でちらちら

ニコっのタイミングは
逃してはいけない。
でも、じっと見てはいけない。

花を一望したあと
こっちを向いた瞬間が
その時。


ニコ。


プレゼント?
そう聞くと、子どもたちはいきなり
話しだす。

うん、おかあさんが誕生日なんだけどね、明日わたしたいの。ピンクかなぁ。でもねヒマワリもいいよ!今日はね、貯めたお金二千円もってきたから!

と、嬉しそうに財布を見せてくる。

めっちゃかわいい財布やん。
めっちゃかわいいカバンやん。
嘘はあかん。
かわいいねと思ったものはちゃんと伝える。

うん、これはね、これはね…
女の子は全く話がつかないし
もう昔からの友達みたいで
笑いもこみあげてくる

そんな雑談しながら
マトリカリアの小さな小花を入れて花束を作り始めた
たいてい、これを入れると可愛くなるアイテムのひとつ。
と、思っていたら
話しの途中でもつかさず

あ、それはいらない。

と、ご指摘。
オッケ〜、何がええ?
と、聞くと
ピンクのリンドウ。
うーん、合う!いい!
恐れ入りました!

子どもらしくとか
そんな勝手なイメージは
邪魔かもしれないと思った

彼女は
作るのが大好きで
ラッピングの紙も
貸して貸して
と、言うので
お母さんにだからね、自分でやったほうが喜ぶよと
紙を渡したら
薄紙できれいにまいて
外側に巻く
ワックスペーパーは
クシャクシャに丸めて広げて
包み出した
リボンかわりのラフィアは
割いて何本かにして三つ編みにしたり
とても器用だった

めっちゃいいやん!
と、言うと
大事そうに抱えて走って帰った

子供のうちから
『おくる』ことを覚えていくのは
素晴らしいこと
大切なことだなぁと
思う

何年か前に母の日に
おばあちゃんに連れて来られた
小学生の男の子がいた
おばあちゃんは
ちゃんと、感謝とかね
おくること教えてあげないとと
思って今日は一緒に来たんです
と言ってたのを思い出す
男の子は
なんのこっちゃ!
とゆう顔してたけど
この何気ないこのおばあちゃんの愛情も
きっと大人になった時
ふっと思い出すんだろうなと
その顔を見ながら
思った


おくることが
誰かの幸せにつながり
自分の幸せにもなる
明日もたくさん幸せが
つながりますように









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